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ハッピーエイジャーインタビュー

年齢を重ねるごとに元気を増し、常に新しいことへとチャレンジするパワーの源泉とはどのようなものなのでしょうか?
ハッピーエイジャーインタビューでは、活動の内容から思い描く未来の展望までを紹介。そこから、ハッピーエイジングを手に入れる秘訣をひも解きます。

佐藤 綾子

佐藤 綾子

日本大学藝術学部教授

プロフィール

日本大学藝術学部教授、博士(パフォーマンス学・心理学)、社団法人パフォーマンス教育協会理事長、国際パフォーマンス研究所代表、「佐藤綾子のパフォーマンス学講座®」主宰。パフォーマンス学の第一人者として活躍。最新刊「願いがかなう8つの習慣」(ダイヤモンド社刊)、「ひとり上手は100人上手!」(主婦の友社刊)をはじめ、著書は147冊に上る。

 
Challenge

パイオニアとして第一人者として
パフォーマンス学とともに歩んだ30年


私が「パフォーマンス学」の必要性を感じたのは今から30年ほど前。ママさん学生として上智大学大学院文学研究科でアメリカ演劇を専攻していた時でした。演者と観客にはっきり分かれる演劇とは異なり、現実世界は一人の人間が演者になったり観客になったり。自分の人生においては、脚本も演出も一人でこなしていきます。そんな日常生活の方がずっとドラマティックでおもしろい。これを科学する手法があればと思っていた頃、出会ったのがパフォーマンス学でした。


ニューヨーク大学大学院でパフォーマンス研究学科がスタートすると聞きつけ、いてもたってもいられず、娘と主人を日本に残し渡米したことを思い出します。通常2年で修了するところを猛勉強の末、1年で卒業し、帰国。が、アメリカですらスタートしたばかりの学問が、日本ですぐに受け入れられるわけもありません。1985年に“パフォーマンス”が流行語になり、一般用語として使われるようになるまでの数年間はまさに下積みでした。それから20年、おかげさまで「パフォーマンス学」は、政界、財界、教育界と様々な分野で認知されています。私が教授として教鞭をとっている日本大学藝術学部や、主宰している「佐藤綾子のパフォーマンス学講座®」を中心にたくさんの人がパフォーマンス学を学び、それぞれのフィールドで生かしています。


私がこうやって何もないところから創ってくることができたのは、いい意味であまり深く後先を考えなかったことが功を奏しているように思います(笑)。留学を決意した時、実父と主人は猛反対しました。そんなに行きたいのなら離婚届けにサインしてから行け!と怒られた時、先のことを全く考えなかったといえば嘘になります。でも、仮にシングルマザーになったとしたら、その時考えればいい。いざとなれば、娘一人くらい養っていく方法はあるだろう、と思いましたし、帰国して「パフォーマンス学」を理解してもらえず、なかなか就職先が得られなかった時も、新しい学問なのだから理解されなくて当たり前と、無用に落ち込むことはありませんでした。


人はわざわざ不安の種を探そうとするところがあります。不安要素を並べ、できない理由をあげたところで何も解決しません。大切なのは、問題意識を持つことではなく課題意識を持つこと。課題(=テーマ)は、クリアすることが前提ですから、どうやったら実現できるのか前向きに考えることができます。60代になった今でもやりたいことは尽きません。むしろ、一度の人生では時間が足りないくらい。先のことをくよくよ考えている暇があったらまず動く。こういう姿勢も、若さの秘訣なのかもしれません。

Future

これから力を入れたいのは、医療と法曹界
社会の大善のために仕事をしていきたい


パフォーマンス学とともに歩んできたおよそ30年。人材教育の分野を中心に「パフォーマンス学」の必要性が認知されていく一方で私が今、最も関心を持っているのが医療と法曹の世界におけるパフォーマンス(自己表現)の重要性です。


“若いことに価値がある”という考えが根強い日本において、高齢者の多くは “取り残された感”を覚えています。その上、医師の何気ない一言が追い打ちをかけてしまっている。私はこのような現状をなんとかしたいと思っています。人は誰しも自尊欲求を持っています。それは高齢者も例外ではなく、むしろ、高齢者ほど満たされていないといった方が正しいかもしれません。にも関わらず、来院した高齢者のバックグラウンドを無視した医師の対応は、回復を促すどころか、プライドを傷つけ、弱い存在であることを印象づけてしまうのです。高齢化社会が進む今だからこそ、誤解されず、また失望させないパフォーマンスが医師にも必要だと思うのです。


また、法曹界も同様です。裁判員制度がスタートすれば、有罪・無罪を判断するのは、法律知識が豊かなスペシャリストばかりではなくなります。専門用語をいくら並べても、一般の人から選出された裁判員に響かなければ、裁判で勝利することはできなくなるでしょう。それは同時に弁護士がその道で生きていくことができなくなることを意味しています。


医師であれ、弁護士であれ、今までと同じ対応では未来はないといっても過言ではありません。より良い社会をつくるためにも、切り込み隊長として医療や法曹界に一石を投じていきたいと考えています。


私が使命感を持ってやっていることが正しいか否かは、いつか歴史が証明してくれるでしょう。パフォーマンス学という視点からのアプローチが求められる分野は医療や法曹だけにとどまりません。ニーズがある限り、私は走り続けたいと考えています。

ハッピーエイジングポイント
後先を考えすぎない。問題意識ではなく課題意識を持つ

問題意識は不安とセット。いくら不安にさいなまれていても現状は好転しません。一方、課題意識は、実現させることが大前提。できない理由を並べるのではなく、どうしたらできるのかを考える。意識をスイッチするだけで可能性は大きく広がります。

自身の利益のためでなく、社会のために労を惜しまない

仕事であれ、ボランティアであれ、社会貢献をすることは視野を広げてくれます。視野が広がれば小さなことにくよくよすることなく、自信を持って生きることができます。使命感を持って行動することが、若さを保つコツの一つです。

結果は時間が証明してくれる。今を信じて走るのみ

自分がやっていることが本当に正しいことなのか否かは歴史が証明してくれます。評価を気にするより、結果は時間に任せて今できることを一生懸命やる。それが、迷いなく突き進む原動力です。

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